通勤中にポッドキャストで
ラジオ番組を楽しんでいる
腸活エキスパート薬剤師のミッチーです。
その中でもお気に入りは
「今朝の3枚おろし」。
これは読書家でもある
武田鉄矢さんのラジオ番組で、
鉄也流の独自の解釈で
様々なジャンルの本を
面白おかしく紹介してくれる。
これを聴いていると
普段、自分では絶対選ばない本でも
何故か読んでみたくなる。
去年の秋、富山では
民家に熊が出没した
というニュースが
毎日のように流れていた。
猛暑によるエサ不足が原因では?
とも言われているが、
原因はそれだけではないということを
僕はこの武田さんの番組で知っていた。
日本全国で見ると
熊に限らず、シカ、イノシシ、サル
による鳥獣被害が増えているらしい。
この中でも独り勝ちしているのはシカだ。
この29年間で約9倍も仲間を増やしている。
シカは他の動物が食べない
木の皮までも食べつくす。
すると山は枯れ、
エサがなくなった他の動物たちは
森を追い出される。
とてつもなく増え続けている
シカに対して
ジビエを流行らせるだけでは
追いつくはずもない。
日本国中がシカ急増に
手をこまねいている中、
東京農工大名誉教授の丸山直樹氏は
「オオカミが日本を救う」と訴えている。
かつて日本の山では
生態系ピラミッドの頂点に
オオカミがいることで
生態系のパワーバランスを保っていた
という主張だ。
実際にイエローストーン国立公園では
実験的にオオカミを放つことで
エルク(アメリカアカシカ)の増加を
食い止め、ポプラ林が復活したそうだ。
宮崎アニメの「もののけ姫」
にも出てきたように
昔、オオカミは「大神」として
あがめられていた。
明治以降、西洋文化の流入で
オオカミは悪者扱いされ、
やがて駆逐された。
そんな人間の思い込みで
自然界の多様性を失わせた結果が
鳥獣被害として
跳ね返ってきている。
自然界に存在する生き物は
その必要性があって
存在している。
世界的に猛威を振るっている
新型コロナウイルスも
必然性があるのかもしれない・・・
そう感じた今日この頃でした。
興味がある方はこちらをどうぞ。