腸活エキスパート薬剤師のミッチーです。
昨日は夏日和でGWに張った人工芝での
日光浴がめちゃくちゃ気持ちよかったです。
でも・・・ちょっとやり過ぎました。
いいんです。多少のシミぐらい・・・(>_<)
ここ数年、筋トレブームも相まって
タンパク質の重要性が
かなり浸透してきたように思う。
一昔前まで、プロテインといえば
筋トレマニアの代名詞だったが
今では女子でも
健康維持やダイエットのために
愛用している人も多い。
タンパク質は
筋肉やお肌の元になるだけでなく
代謝酵素や免疫機能、
幸せホルモンのセロトニン
に至るまで様々な物質の
原料になっている栄養素だ。
プロテインの語源は
古代ギリシャ語でプロティウス
「一番大事なもの」という
意味からきているのだとか。
実際のところ、
タンパク不足の人は
圧倒的に多いので
手軽に摂取できるプロテインに
人気がでるのもうなずける。
一方でベジタリアンも
結構人気がある。
肉食を避ける理由は
いろいろあるが、
特に動物性食品を食べると
血液が汚れるというのが
その理由だ。
実際にベジタリアンになってから
体調がよくなった
という人もたくさんいる。
以前、善玉菌は炭水化物が大好物
という記事を書いたが、
悪玉菌の大好物は
もっぱらタンパク質だ。
大腸にタンパク質が届くと、
悪玉菌がそれを食べて
アンモニアやアミン、硫化水素などの
有害物質を作り出す。
腸内細菌研究の
https://www.bee-lab.jp/interview/benno/02.html
第一人者である辨野先生は
肉食を続けたら腸内環境はどうなるか?
を自身の体で40日間実験した。
その結果、
最初は元気いっぱいに感じたが
バナナ状だったウンチが
匂いのきついタール状に変化し、
体が重く感じるようになったそうだ。
そして腸内細菌を調べてみると
悪玉菌が増えて
善玉菌が減っていた。
タンパク質を沢山とった方が調子がいい人
菜食の方が調子がいい人
この違いはどこから来るのだろう?
僕はこの理由の一つに
食事内容以外のあることが
関係していると思っている。
炭水化物、脂質、タンパク質の中で
一番消化にエネルギーが必要なのは
タンパク質だ。
食事で摂るタンパク質とは
いわば他者の部品。
その部品の中には
遺伝子情報を含め、
他者の情報がいっぱい詰まっている。
タンパク質を
自分の体に取り込むためには
アミノ酸レベルまでバラバラにして
他者の情報を完全に
消去してしまわなければならない。
そうしないと
牛肉を食べたら牛になっちゃう。
だから消化力の弱い人は
タンパク質を完全に消化できず、
大腸に悪玉菌のエサを
大量に送り込みやすい。
その結果、体調や便通が
乱れやすくなる可能性は十分にある。
そんな人がプロバイオティクスを飲んでも
あまり効果を感じられないかもしれない。
原因はもっと上流にあるのだ。
ちなみに小麦やそば、
ピーナッツアレルギーも
未消化のタンパク質に
体が反応した結果起こる。
アミノ酸レベルにまで
しっかり消化できていれば
食物アレルギーは起こらない。
ファスティングで調子が良くなる人も
消化力不足の人が多いんじゃないかな?
と思っている今日この頃。
次回は消化力について書いてみたい。