腸が腐ってちゃ、なにをやってもダメよ

file#26 腸活で免疫を整える

腸活エキスパート薬剤師のミッチー(@GooodGut)です。


今日は
午前は所属する団体の総会、
午後は腸活研究会のZoom講座で
なかなか充実した一日でした。

講座終了後の反省会

次回は秋頃にスペシャルゲストを迎えて
コラボセミナーを開催する予定なので
今から腸楽しみです。

さて、前回の話の続きです。
 

免疫力を上げるってどういうこと?

新型コロナが流行しだしてから
「免疫力を上げましょう」というフレーズを
よく耳にするようになった。

免疫力を上げるというと、
免疫細胞がパワーアップして
バイキンを次々やっつける
というイメージがあるかもしれない。

一方でコロナで重症化した人は
免疫が暴走してサイトカイン・ストーム
なるものを起こしているという。

サイトカイン・ストームとは
敗血症(はいけつしょう)とも呼ばれ、
カラダ中で戦闘機やミサイルが飛び交っている
スクランブル状態のことだ。


こうなると
興奮した免疫細胞はパニック状態になって
敵味方関係なく攻撃する。

戦場となったカラダは
焼け野原になり、
ついには多臓器不全を起こし、
死に至ることもある。
 
 

????


じゃあ免疫を強化すると
逆に良くないんじゃないの?

と感じた方は鋭い!!

今日はその辺を整理してみたいと思う。

理想の免疫とは?

免疫細胞には

  • 最前線で敵を直接攻撃する歩兵部隊
  • 敵を攻撃する抗体を作るミサイル製造部門
  • カラダ中をパトロールする偵察部門
  • 敵の特徴やどんな武器を使ったらよいかを
    仲間に伝達する情報担当部門

などいろんな役割の細胞が存在している。

その中でも最近注目されているのが
荒くれだった兵士のココロを
なぐさめてくれる「癒し」部門だ。
 
 
 

兵士と犬

 
 
この癒し部門を担当するのが
制御性T細胞(せいぎょせいT細胞)、
またの名をTレグ細胞という。

 
彼らは過剰な免疫反応を鎮静化する
免疫のブレーキ役として知られている。
 

アレルギーや自己免疫疾患などの病気は
免疫の過剰反応が原因だと言われているが
Tレグ細胞が減るとアレルギー症状が悪化することが
様々な研究でもわかっている。

 
コロナ感染重症化の例でみても
免疫というのは
ただ強力なだけではダメで、

必要な時に瞬時に発動し、
仕事が終わったら

すぐに平時に戻れる

という
アクセルとブレーキのバランスが
大切ということになる。

腸内細菌が免疫を整える

そのTレグ細胞を育てるのに必要なのが
”酪酸(らくさん)”と呼ばれる短鎖脂肪酸だ。

酪酸(らくさん)が
腸内細菌のリレーで作られることは
以前この記事で書いた。

以前から若い修行僧が禅寺で修行すると
数週間でアレルギー症状が緩和する
ことが知られていた。

禅寺の食事はマックが豊富な精進料理。

早稲田大学の服部教授が
彼らの腸内細菌を調べたところ、
酪酸を作るクロストリジウム菌が
豊富だったという。

つまり腸内細菌のバランスが良ければ
免疫も整えてくれてるってことだ。


ミッチー

ミッチー

「腸活」で日本を元気にしたい薬剤師です。 詳しいプロフィールはこちら