腸が腐ってちゃ、なにをやってもダメよ

file#37 ビタミン剤が手放せないあなたは腸内環境改善が必要かも?

fatigue

腸活エキスパート薬剤師の
ミッチー(@GooodGut)です。

仕事柄、処方箋の薬を受け取りに来る人に
飲んでいる健康食品やサプリメントについて
ヒアリングすることが多い。

筋肉をつけたい人はプロテインやBCAAだったり、
便通を改善したい人は青汁だったり、
関節や腰痛が気になる人はグルコサミンだったりと
世代によってさまざまだが、
全世代を通して摂取割合が多いのがビタミン剤。
特にビタミンB製剤だ。

目・肩・腰に・・・

ビタミンB製剤は昔からあるロングセラー商品。

誰もが知っている
ア○○ミンやQ〇ーコーワは
現役世代の疲労感への訴求が上手だし、
高齢者に人気のリ〇ウシンJV錠は
腰痛や神経痛で悩んでいる両親へという
ネーミングが人気を博し、
通販市場でも売れ行きが好調だ。

現代にもある脚気(かっけ)

”江戸わずらい”という病気をご存じだろうか?

地方の侍や大名たちの中で
江戸に行ってしばらくすると
怒りっぽくなったり
足元がおぼつかなくなったり
疲労感が強くて寝込んでしまうなどの
体調不良を感じる者が急増した。

しかし、故郷に戻ると
ケロリと体調が回復したことから
”江戸わずらい”という名前がついた。

のちにこの”江戸わずらい”は
胚芽をそぎ落とした
白米を常食したことによる
ビタミンB1欠乏症、
つまり”脚気”ということが判明した。

山盛りご飯



50代以降の人なら
昔、学校の健康診断で
膝小僧をゴム製ハンマーで叩かれたことを
覚えている人も多いかもしれない。

ハンマーで膝小僧を叩いたときに
足が自然に跳ね上がるのが正常で
跳ね上がらない場合は
脚気の疑いありと診断される。

飽食の現在では
脚気も激減したと考えられ、
今ではこの検査もほとんど見なくなった。

ところが、最近再び脚気が増えているらしい。

イオン飲料、子どもには注意 ビタミンB1の不足誘発

https://style.nikkei.com/article/DGXKZO17978940S7A620C1W10601/

島根大学小児科では
全国5千件以上の子度をの尿検査をしたところ、
10人を「脚気による心不全」と診断し、
うち離乳期の9人が十分な食事を摂らず
1日1リットル以上のスポーツドリンクを
飲んでいたことが判明した。

ビタミンB1は
糖質をエネルギーに変える時に
必要なビタミンで
イオン飲料の飲みすぎで糖質過多になると
ビタミンB1が浪費され
欠乏症になることがわかっている。

イオン飲料に限らず、
エナジードリンクや
缶コーヒーが止められないあなたも
注意が必要だ。

腸内細菌がビタミンを作ってくれる

実は脚気の原因は糖質過多以外にも
腸内環境が原因になっている可能性がある。

= ビタミンの合成 =
ビフィズス菌は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンK、その他ビタミンB群を生成する[16]。ビフィズス菌(B. infantisB. breveB. bifidumB. longum及びB. adolescentisのすべて)で菌体内にビタミンB1、B2、B6、B12、C、ニコチン酸(B3)、葉酸(B9)及びビオチン(B7)を蓄積し、菌体外にはビタミンB6、B12及び葉酸を産生した。ヒト(成人)の腸内の平均量のビフィズス菌の推定ビタミン産生量はビタミンB2、B6、B12、Cおよび葉酸で所要量の14-38%を占め無視できない割合と考えられる[44]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%B8%E5%86%85%E7%B4%B0%E8%8F%8C

日ごろからビタミン剤を手放せない人は
腸内環境の悪化も疑った方がいいかもしれない。


ミッチー

ミッチー

「腸活」で日本を元気にしたい薬剤師です。 詳しいプロフィールはこちら